1台の室外機で複数の室内機を使用することができるエアコンのことを、マルチエアコンといいます。新築の家庭を中心に導入が増えてきました。主な特徴は1台の室外機で、2台以上最大5台まで室内機を設置・稼働することができます。屋外に設置できるスペースの少ない家から好評です。和室などでエアコンを設置しているイメージを見せたくないなど、それぞれの事情に合わせて天井埋め込み・壁かけ・床置きなどの機種を設置できるところもメリットといえます。室外機を部屋ごとに設置しなくていいところもメリットです。 対して同時に運転していると能力が落ちてしまうことがあるため、複数の部屋で猛暑の時に冷房を使用していると、涼しくならないこともあります。また、室内機が故障してもそれぞれの部屋で修理をすれば問題ありませんが、室外機が故障すると家全体の冷暖房に影響が出るところもデメリットです。利点・難点を理解して導入をすることで安心して使用することができます。

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マルチエアコンは室外機スペースが限られている場所に優れている。

マルチエアコンとは1台の室外機で複数の室内機を動かせるエアコンのことです。一般的なエアコンは室外機と室内機がセットになっており、設置した室内機の数だけ、室外機を置かなければなりません。そのため、スペースを圧迫してしまいます。マルチエアコンなら複数の室内機を導入しても室外機は1台だけで済むので、省スペースなのが利点です。

狭小地のような室外機を置くスペースが限られている場合に、マルチエアコンは適しています。1台だけで済むので空いたスペースを有効活用することができるでしょう。室外機がいくつも並ぶことがないので見た目もすっきりとなり、外観を損なわないのも魅力です。マンションでも、マルチエアコンを利用すればベランダに室外機が並ぶことがなくなります。室外機をコンパクトにまとめることができ、限られたベランダのスペースを広く使えるようになります。

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